Exit strategy of color stones

皆さんがもし2カラットほどのモゴック産非加熱ルビー、あるいはサファイアの2カラット以上のロイアルブルー、スピネルの大粒で品質の高い石を目にされる機会があったとすれば、それはおそらく良い投資のチャンスではないかと思います。1カラット程度の比較的小粒の石でも、モゴック産のピジョンブラッドのルビーであれば検討に値するでしょう。

現物志向が高い新興富裕層の台頭、日米欧によるエンドレスにもみえる紙幣の印刷・・このような世界経済の大きな流れをみておりますと、やはり一定の現物資産への投資を検討せざるをえないのではないかと思います。

ただしコインや不動産と同様、宝石に関しても出口を意識しておかれたほうがよいでしょう。もちろん出口など想定せず、次世代にその出口をゆだねるという考えもあっていいと思いますが、その場合でも皆さんに続く世代が出口を考えることになるわけです。もし皆さんご自身が売却時のことまで考えるとしたら、購入した宝石商は有力な候補です。彼らは少なくとも売却時にその価値を知って売却しているわけですから、皆さんがお売りになるときも、よい相談相手になってくれるでしょう。宝石店には現地ファミリーとのつながりがあり、直接の仕入れルートを確保している店もあります。

二つ目の選択肢は海外のオークションです、日本でも毎日オークションやシンワ・アートオークションなど大手のオークション会社はありますが、日本でこれら宝石の本当の価値が正当に評価されるかどうか、少なくとも現時点でははなはだ疑問です。

これに対してサザビーズやクリスティーズは、世界中の目が肥えたリッチ層が顧客です、彼らはまず加熱処理された石の出品は認めません、そもそも出品できるのは非加熱石のみです。また応札者側もモゴック産ルビーやサファイアの価値はよく知っていますから、落札相場は自ずと正当な評価になりやすいといえるでしょう。上記2社のようなオークションハウスの場合、専門の鑑定人がおり、産地や熱処理の有無など、たとえ鑑定書がなくても判断してもらうことができます。が、もし皆さんがこのようなルビーやサファイアを入手された場合、将来の出口そなえ国内外の鑑定会社からの鑑定を受けておくに越したことはありません、鑑定書には石に対するグレーディングから、加熱処理の有無、産地に至るまで細かく表記されますから、将来の出口戦略、特に次世代にける出口戦略は描きやすくなるでしょう。以下に信頼できる宝石鑑定会社を列挙させていただきます。

  • 中央宝石研究所(日本、東京都)
  • 日独宝石研究所(日本、山梨県)
  • Gubelin Gem Lab(スイス)
  • Gem Research Swiss Lab/GRS(スイス)
  • Gemological Institute of Amerika/GIA(アメリカ)

GIA社によるミャンマ-産ルビーの鑑定証(非加熱=No Indication of Heating)、産地(Burma=ミャンマー)、ピジョンブラッドのコメント(The color appearance of this stone is described is the trade as “Pigeon Blood”)の表記あり

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