Story of Spinel

ルビーやサファイアが価格的に難しいとおっしゃる方は、スピネルがいいでしょう。スピネルは赤い石でルビーとよく似ています。18世紀期後半まではスピネルとルビーは区別されていませんでした。イギリス王室が所有する冠(「インペリアル・クラウン」)にはめ込まれたルビーと信じられてきた大きな石が、実はスピネルだったという有名なお話があるほどです。それほどスピネルとルビーは外見上の区別がつきにくい宝石です。ただし価格という点では、少なくとも現在のところ雲泥の差があります。本サイトで私はモゴック産非加熱ルビー2カラット石の店頭相場を4000万円と紹介しましたが、スピネルなら最高級の石でも、同サイズを300万円ほどで買うことができます、3カラット程度の超大粒石でも400万円から500万円程度が現在の店頭相場です。

ミャンマー産非加熱スピネル、3.35カラット

(ミャンマー産非加熱スピネル、3.35カラット)

この数年スピネルは驚くほどの値上がりをみせていますが、それでもルビーとの比較において、まだ強い割安感があるといえるでしょう。なおスピネルの主な産地はビルマ、マダガスカル、ベトナム、タンザニアなどですが、ここでもミャンマーのモゴック産が最高峰といわれています、一般にスピネルは、サファイアやルビーと違って加熱されることはありません、構造的に熱に弱く加熱すれば割れてしまうからです。

下の写真はミャンマー現地のバイヤーから送られてきたスピネルの写真です、5カラット以上の大粒かつ最高の石でしたが、このクラスの石でもスピネルなら現地で時々出てきます。

上記のようにスピネルとルビーはたびたび間違われますが、構造的に両者は全く異なります。上の写真のようにカットすれば見た目ではわかりにくくなってしまいますが、原石の状態では明らかな違いがあります、以下ルビーとスピネルの原石の写真を掲載させていただきますので、見比べてみてください。

ホットピンクスピネルの原石

(ホットピンクスピネルの原石)

5カラットの大粒なルビー原石

(5カラットの大粒なルビー原石)

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